この度の台風19号により被災された多くの皆様、並びにご家族の皆様、心よりお見舞い申し上げます。皆様の安全と被災地の1日も早い復興を、遠藤工務店スタッフ一同お祈り申し上げます。

遠藤工務店では住まいの修理や補修、災害ゴミに対するご相談、行政窓口のご案内などもしております。お困りの事があればお気軽にご相談ください。

遠藤工務店:TEL024-922-4111

 

災害対策を取り入れた家づくりをしませんか?

千葉での台風被害がニュースで報じられていた矢先、福島でも台風による大規模な災害が発生してしまいました。郡山では約20年前にも阿武隈川の氾濫による大規模な水害が発生したほか、2011年の東日本大震災による甚大な被害など、福島県自体が災害の多発エリアです。そこで改めて家づくりで心がけたい対策や、日頃の防災準備についてまとめました。

自然災害は必ず起きるものと念頭に置き、予防策を取り入た家づくりをましょう。

 

建築前に知っておきたい水害に対応できる家づくり

自治体が作成しているハザードマップを利用し、水害の発生地域を予測して家を建てることはとても重要です。しかし、持ち家の建て替えや、代々所有している土地などの理由からやむを得ない場合もあるでしょう。

そのような時の代表的な水害対策として「盛り土」「高床式構造」などがあります。

盛り土により根本的に土地の高さをかさ上げすることで、水害から家を守ることができます。さらに浸水防止用の塀で土地を囲み効果を高めることも可能です。

高床式構造は基礎部分を通常よりも高く作り、床上浸水を防止します。湿気対策にもなり、重要な構造躯体(家を支える柱や梁)を長持ちさせる効果もあります。耐久性に優れた家は、もちろん災害にも強い家の証です。

突風や地震にも強い構造耐久性に優れた遠藤工務店の家

家屋自体の耐久性を高めることは災害対策にとても効果的です。外観や内装デザインも家づくりに欠かせない要素ですが、壁裏や床下など見えない部分への対策が災害に強い家には必要不可欠です。

木造住宅は湿気が弱点ですが、構造躯体を保護する工夫ひとつで耐久力がぐっと伸びます。遠藤工務店では標準仕様で「アクアフォーム吹付」「断熱樹脂サッシ」「防災瓦」(強風にも強い瓦)を採用しています。断熱材として効果の高いアクアフォーム吹付を壁裏にまんべんなく施すことで、断熱+湿気対策にも効果を発揮します。気密性に優れた断熱樹脂サッシの使用も調湿効果が高く、構造躯体の保護に繋がります。さらに二重構造の丈夫な断熱樹脂サッシは、突風による窓割れなどの二次被害も防ぎます。瓦屋根の住まいの場合は、防災瓦が強風対策として効果的でしょう。

自然災害に強い家づくりのご相談やお家の防災対策など、ささいな事でも構いませんのでお気軽に遠藤工務店へお問い合わせください。

 

造作家具とダウンライトで家具転倒・落下防止

洪水や大地震の際、家具の転倒・落下などの二次災害による負傷者がもっとも多いそうです。独立した食器棚や吊り下げ式の照明などは転倒・落下の危険性があるのでしっかりと対策をとりましょう。おすすめの対策は、建築時に作り付けの造作家具を多く設ける方法です。収納や家具を取り付ける前提で家を設計するため、家具が倒れる心配がありません。階段下など空いたスペースを活用し、防災グッズ専用の収納設置も可能です。懐中電灯や非常食、ハザードマップなどを一箇所にまとめ、非常時でも冷静な対応をとれる家づくりを心がけましょう。

 

防災の観点から照明を考えると、天井埋め込み式のダウンライトが落下の心配もなくおすすめです。遠藤工務店では調光式のダウンライトを採用しています。大きな照明とくらべても遜色ない明るさを保てるため、空間設計をすっきりとみせたい場合にも効果的です。

既に暮らしている家での災害対策は?

ここからは現状で暮らしている住まいでの防災対策のお話をします。

 

・防災グッズの準備

先述したように防災グッズを日頃から準備しておくことで、非常時も冷静な行動ができます。ハザードマップ、ラジオ、懐中電灯、水、非常食、着替えなどを、暗闇でもすぐに取り出せる保管場所にまとめましょう。また、定期的な防災グッズの点検も必要です。懐中電灯、ラジオの電池チェック、水や非常食の賞味期限などなど。自然災害の発生は予想がつきません。非常事態にすぐ使える防災準備を整えましょう。

 

・避難経路の確認

ハザードマップを活用して家周辺の地形や地理を把握しましょう。崩れそうな建物や崖、氾濫の恐れがある川なども考慮して、家族で避難経路を共有することが望ましいです。

側溝やマンホールにも注意が必要です。浸水した避難経路をやむを得ず歩き、マンホールの蓋が開いていることに気づかず落下してしまう二次被害も発生しています。危険な箇所をハザードマップ上にチェックして、確認しながら家のまわりを歩いてみましょう。

 

・水害に役立つ土のうの準備

床下・床上浸水が発生しそうな場合は土のう袋に土を詰めて、家のまわりの浸水が予想される場所に積み上げましょう。各自治体で土のうの配布もしています。軽度な浸水であれば十分に土のうで対処ができます。しかし、対策が万全だと過信せず状況の変化を確認しながら、少しでも危機を感じた場合はすぐに避難しましょう。

 

・家具の転倒を防ぐ防止金具やストッパー

食器棚、たんす、冷蔵庫などは防止転倒金具やストッパーを取り付け二次被害を防ぎましょう。特に冷蔵庫の転倒は食糧確保の面でも非常に痛手です。未然の対策が災害時には必ず生きてきます。

 

『備えあれば憂いなし』

地球温暖化などの影響からか、当たり前や常識では対応しきれない自然災害が頻発しています。予測のできない事態に備え、防災準備を整える意識をご家族で共有していただければと思います。防災グッズはホームセンターやネットショップですぐに手に入ります。根本的な住まいの耐久性強化や防災工事などは、わたしたち遠藤工務店にお気軽にご相談ください。

地元郡山の災害による被害がこれ以上深刻化しないように、遠藤工務店一同災害に強い家づくりに取り組んでまいります。